♥古来から伝わる芳香療法(アロマテラピー)

芳香療法(アロマテラピー)は三千年以上も前からインド、中国で治療として使われていました。古代の人は香りが持つ効果効能を上手に利用してきました。

香りの分子は情報として鼻の奥にある嗅神経に届き、人間の本能をつかさどる大脳辺縁系に伝わります。この大脳辺縁系は人間の記憶と感情にくわえ、自律神経やホルモン、免疫の調節もおこなっています。けれど、過度なストレスを受けるとその働きは低下してしまいます。しかし、アロマの香りが脳をリラックスさせてストレスを取り除くことによって、自律神経などの自己免疫機能が向上すると言われています。 また、香りは脳に直接はたらきかけるため、うつ病や認知症の治療においても有効だと最近の研究結果でわかってきました。

♥芳香療法の効果

  ①体の機能を調整する3f4a76763e111c6c2c17d3cf13be87c3_s

  ②細菌の成長を防ぐ

  ③体のリズムを調整する 

  ④精神状態を改善させる

♥香りと脳のメカニズム

人間の五感【見る・触れる・嗅ぐ・味わう・聴く】のうち、脳に情報がダイレクトに伝わるのは『嗅覚』だけです。嗅覚で感じ取った「匂い」は、脳の大脳辺縁系という部分に直接伝わります。大脳辺縁系というのは食欲や性欲、快・不快といった人間の本能の部分なのです。嗅覚で感じ取った香りは眠っている間でさえ、きちんと脳に届きます。また、大脳辺縁系というのは視床下部にも作用し、自律神経を調節しています。よい香りでリラックスしたり、体調が良くなったりするのは、この自律神経に作用しているために起こりうることです。なので香りというのは、そのときの感情や本能に強い刺激を与え、気分をよくしたり、リラックスさせたり、興奮させたり、元気づけたり、と直接心や体に作用するのです。そしてそれらを海馬という部分で記憶するのです。それが『思い出』となり残ることになります。 つまり嗅覚で感じた香りはダイレクトに脳に伝わり、その時の感情や気分に作用し、それをそのまま記憶するため、見たり聴いたりするより深く心に残るということになります。人それぞれに“この香りであの頃の思い出や感情が蘇る”というのはこういった香りと脳のメカニズムがあるからなのです。88514e1134932cbc42e4257325d8c0f2_s
芳香療法(アロマテラピー)はこの作用を利用し、精油の香りを脳へ直接働きかけます。脳に刺激を与えることにより自律神経の最高中枢である視床下部に作用し、自律神経の乱れを整えるといった考え方です。